夫婦関係は我慢するのではなく、向き合いぶつかり合いながら良い方へ進むこと

長期的に良い関係を築いていくのであれば、パートナーの悪い部分や直して欲しいところを言わずに我慢してはいけない。

これは夫婦関係に限った話ではなく、結婚を考えているカップルやビジネスパートナーなど、対等で長期的な関係であれば当てはまる。

 

相手の嫌なところが気になって、でもそれを相手に言わずに我慢していると、いくら我慢強い人であっても、今まで我慢できていた些細なことや、他人からすると「そんなことで怒るなよ」と言われるような小さな事でイライラしてしまう。

これはコップに注いだ水がいつか溢れる事と同じで、我慢をし続けていると常にコップが満杯の状態になっていて、一滴でも水が落ちると溢れてしまう。

 

趣味や運動など他の事に目を向ける事で水を抜くことはできるが、ストレスの原因となる水源を断たなければ同じことの繰り返し。

根本原因を取り除かなければ、嫌なことをされる度にその事にイライラし、ストレスを貯めていくことになる。

一時の関係であればそれでも良いが、それが何年、何十年と続く。

そんなことに耐えられるだろうか。

 

どうも日本人には我慢することを良しとする精神文化があるようだ。

相手の嫌なことを言わずに我慢することは、向き合うことから逃げているのと同じ。

それは弱い人間のやる事で決して立派な事ではない。

実際、それを伝えたところで相手は何も思わないことだってある。

伝えたことで相手が嫌な思いをしたのであれば、とことん向き合い話合えば良い。

それでもダメならそれまでの関係だったという事。

早く気づけた分、むしろ得をしたと考えるべきだろう。

 

人と向き合っていくというのは人間関係が希薄化した現代では、とても面倒な事のように感じる。

恋人と結婚を考えている人は、この人となら嫌な事にも向き合っていけるか(我慢できるかではない)という視点で考えてみるのも良いだろう。

 

いろいろあっても幸せな夫婦になる方法

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